【筋トレ ボリューム完全解説】筋肥大を最大化する“量”の考え方

筋トレを続けているのに、なかなか成長を感じない——。
その原因の多くは「ボリューム(総負荷量)」の設計にあります。
頻度や強度ばかり気にしても、ボリュームが不足していれば筋肉は反応しません。
今回は、筋肥大を科学的に伸ばすための「トレーニングボリューム」について、研究データと実践的な視点から深掘りします。
■ ボリュームとは? ー筋肥大を決める最重要ファクター

「ボリューム」とは、トレーニングで筋肉に与えた総負荷量のこと。
一般的には以下の式で表されます。
ボリューム=重量 × 回数 × セット数
近年では、「1週間あたりの部位別セット数(per muscle per week)」が、最も信頼性の高い指標として扱われています。
米国の筋肥大研究の第一人者、**Brad Schoenfeld(2017)**のメタ分析によると、
▶ 週10〜20セット/部位
が筋肥大に最も効果的であると報告されています。
それ以上になると効果が頭打ちになり、疲労や回復遅延で逆効果になる場合もあります。
■ 強度とのバランスが大切

どれだけボリュームを稼いでも、強度(重量)が低すぎると刺激が足りません。
逆に、重すぎてフォームが崩れると対象筋に負荷が伝わらない。
理想は、「8〜12回で限界がくる重量」でセットを組むこと。
これが、筋肥大を狙うトレーニングボリュームの黄金レンジです。
✅ 重さを追うより、「効かせながら限界まで」を意識する。

トレーニングの総ボリュームが同じであれば、筋肥大効果はほぼ同等であるという研究結果が報告されています。
例:100kg × 1回 = 50kg × 2回
高重量トレーニングは刺激が強い一方で、フォームが乱れやすく、狙った筋肉に効かせにくいだけでなく、怪我のリスクも高まります。
そのため、筋肥大を目的とする場合は、中重量で丁寧に回数を重ね、総ボリュームを稼ぐことが効果的です。
ただし、使用重量は最大筋力(MAX)の30%以上を扱うことが前提となります。
毎回トレーニングを記録し、ボリュームを更新し続けることが重要です。
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■ 回復とのバランスを考える

40代以降のトレーニーが特に意識すべきなのは、「ボリューム耐性と回復力の差」。
若い頃のように毎回限界まで追い込むと、オーバートレーニングになりやすい。
重要なのは、「週トータルで最適化する」こと。
- 疲労が抜けないときは、1部位あたり週8〜10セットに減らす
- 調子が良いときは、週12〜15セットに増やす
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■ 部位別・週セット数の目安
| 部位 | 初級者 | 中級者 | 上級者 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 胸 | 8〜12 | 10〜20 | 15〜25 | プレス・フライなど刺激を分散 |
| 背中 | 8〜14 | 12〜20 | 15〜25 | 垂直・水平引きを組み合わせる |
| 脚 | 10〜16 | 12〜20 | 15〜25 | 消費カロリーが高く回復に注意 |
| 肩 | 6〜10 | 10〜15 | 12〜20 | 中部は高ボリュームが有効 |
| 腕 | 6〜10 | 8〜15 | 12〜20 | 他部位の補助で刺激が入りやすい |
■ 実践例:週3〜5回でのボリューム設計

● 週3回(全身法)
1回のトレーニングで全身を行う場合
→ 各部位3〜4セット × 3回 = 約9〜12セット/週
初心者〜忙しい社会人に最適。
● 週4回(上半身・下半身分割)
→ 各部位5〜6セット × 2回 = 約10〜12セット/週
ボリュームと回復のバランスが最も良い。
● 週5回(部位別分割)
→ 各部位10〜15セット/週
ハードトレーニーや中〜上級者向け。
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■ 40代からのボリューム設計のコツ

- 1回で追い込みすぎない
→ 筋肉より先に中枢疲労が来る - 小分けで回す意識
→ 週トータルで刺激を与える - 回復を優先する日を設ける
→ 「アクティブレスト」や「セルフケア」で疲労管理

同じ日に20セット行うよりも、2日に分けて10セットずつ行う方が、疲労を分散できて質の高いトレーニングが可能になります。
特に、弱点部位など発達させたい部位は、1日にまとめて追い込むよりも複数日に分けて刺激を与える方が効果的です。
分散させたトレーニングプランを立てることで、回復とパフォーマンスの両面から効率よく成長を促せます。
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私が現在行なっているトレーニングプランはこちらで解説しています。
筋トレ分割法の全て|筋肥大・筋力向上の最短ルートを作る
■ まとめ:続けられる範囲でボリュームを最大化せよ

- ボリュームは筋肥大を決定づける最重要因子
- 強度と回復のバランスが成果を左右する
- 継続できる設計こそが“最強のボリューム管理”
トレーニングは“やる気”よりも“設計力”。
あなたの生活に合わせて、ボリュームを最適化していきましょう。


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