はじめに

筋トレを始めたばかりの頃、「毎日やった方がいいの?」「重さはどのくらいが正解?」と迷ったことはありませんか?
実は、筋トレには“科学的に証明された原理・原則”が存在します。
これを理解せずに自己流で続けると、成果が出にくくなったり、ケガのリスクが高まることも。
この記事では、筋トレの基礎である3大原理と5大原則をわかりやすく解説。
さらに、40代から筋トレを始めた筆者の経験も交えつつ、実践にどう活かすかを紹介します。
筋トレの3大原理とは?

筋トレをする上で絶対に外せない「科学的な土台」が3大原理です。
1. 過負荷の原理(オーバーロードの原理)
筋肉は、普段よりも大きな負荷がかかったときに成長します。
例:普段20kgでベンチプレスしている人が、25kgに挑戦する → 筋肉が「もっと強くならないと」と適応する。
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2. 可逆性の原理(リバーシビリティの原理)
トレーニングをやめると、筋肉は少しずつ元に戻っていきます。
ただし「マッスルメモリー」があるため、再開すれば以前よりも早く回復可能。
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3. 特異性の原理(スペシフィシティの原理)
トレーニング効果は、その内容に特異的です。
例:ベンチプレスを強くしたいなら、腕立てよりもベンチプレスをやり込む方が効果的。
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筋トレの5大原則とは?

原理を理解したら、次に「どう続けるか」を決めるのが5大原則です。
1. 漸進性の原則
少しずつ負荷を上げていくことが大切。
同じ重さ・同じ回数ばかりでは成長が止まってしまうため、重量・回数・セット数を漸進的に伸ばす。
👉 関連記事:筋トレが続かない本当の理由7選|40代初心者でも三日坊主を卒業するコツ
2. 反復性の原則
効果を出すには継続が必須。短期的に頑張っても一時的な変化にしかならず、習慣化することで本当の成果が見えてくる。
👉 関連記事:【あと一歩が続かない人へ】筋トレを“習慣”に変えるための5つの視点
3. 全面性の原則
バランス良く全身を鍛えることが健康・機能美につながる。
胸だけ鍛えても姿勢が崩れたり、ケガにつながることも。脚・背中・肩・腕・腹をまんべんなく鍛えよう。
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4. 個別性の原則
年齢・体質・ライフスタイルによって適切なトレーニングは違います。
40代以降は回復力が落ちやすいため、休養もトレーニングの一部として考えることが大切。
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5. 意識性の原則
筋肉を意識しながら動かすことで効果は高まります。
例:ラットプルダウンで「背中を寄せる感覚」を意識 → 筋肉の動員効率が向上。
👉 関連記事:【筋肉を増やす方法】最短ルート!科学的根拠と実体験から学ぶ“かっこいい体”の作り方
40代からの筋トレは「原理原則」を味方につけよう
私自身、35歳で筋トレを始めたときは「とにかく頑張ればいい」と思って毎日ジムに通っていました。
結果 → 疲労でオーバーワーク、成果は頭打ち。
しかし、この原理原則を学んでからは「週2回でも十分効果的」「休むこともトレーニング」と考えられるようになり、筋肉も生活の質も大きく改善しました。

筋トレを始めた頃は「早く筋肉をつけたい!」という思いから、がむしゃらにトレーニングをしていました。
最初のうちは順調に伸びていきますが、やがて停滞期が訪れます。
僕自身も約1年間、重量が全く伸びない経験をしました。
一度神経疲労が蓄積すると、なかなか回復せず、しかも自覚しにくいものです。
今まで記録が伸びていたのに停滞すると「トレーニングが足りないのでは?」「もっと重量を追うべきか?」と焦り、悪循環に陥り、最終的には怪我につながることもあります。
だからこそ、ディロードや完全休養を取り入れながら、より安全で効率的なトレーニングを行うことをおすすめします。
まとめ

- 筋トレには「3大原理」と「5大原則」がある
- 原理=筋肉が成長するための絶対条件
- 原則=成果を出すための正しい取り組み方
- 40代からでも、この基本を押さえれば必ず体は変わる
筋トレで遠回りしないために、まずはこの原理原則を理解して、あなたのトレーニングに活かしてください。
👉 関連記事を読むことで、さらに具体的な実践方法を学べます。


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