はじめに

筋トレを続けていると、「いつかは大会に出てみたい」と思う瞬間があるはずです。
しかし実際に挑戦しようとすると、何を準備すればいいのか、どのくらい絞ればいいのか、そして大会に出る意味とは何なのか、疑問が尽きないと思います。
この記事では、僕自身の経験をもとに「大会に挑戦する人への準備アドバイス」と「やり抜いた先に得られるもの」をお伝えします。
大会準備の基本

トレーニング
大会を目指すなら「ただ筋トレをする」だけでは足りません。
自分の出たいカテゴリー(フィジーク・ボディビルなど)に必要な部位を意識して鍛えることが重要です。
僕の場合は「対象筋に集中」することを最優先にしました。大きくしたい部位を明確にし、フォームや重量設定を徹底的に管理して取り組みます。
また、弱点部位や強化したい部位の頻度をあげることも効果的です。
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減量
大会準備で最も大きな壁が「減量」です。
どのくらい絞ればいいのか?これは多くの人が悩むポイントですが、僕は 「下腹部に血管が浮き出ること」をひとつの目安にしています。これくらいまで絞れれば、かなり仕上がってきたと判断できます。
ただし注意点があります。
フィジークでは絞りすぎは減点対象になることもあります。
バキバキすぎる仕上がりが必ずしもプラス評価にはならない点は注意が必要です。
カテゴリーごとに「仕上がりの理想像」が違うので、減量度合いも調整が必要です。
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減量末期のリアル

減量の終盤になると、今の時代ならではの辛さがあります。
コンビニやスーパーに行けば、どんな美味しいものでもすぐに買える。そんな環境の中で、自分ひとりだけストイックに制限を続けるのは本当に大変です。
僕自身の経験としても、自分の頑張りだけでは乗り越えられない瞬間がありました。
家族や友人、職場の理解と協力があってこそ、やり抜くことができると痛感しました。
減量中は「食べたいのに食べられない」「体力が落ちて集中できない」などの壁に何度もぶつかりましたが、それを耐えて乗り越える過程こそが大切でした。
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主なカテゴリーの違い(簡単比較表)
カテゴリー | 特徴 | 評価ポイント | 減点対象 | 減量目安 |
---|---|---|---|---|
フィジーク | 海外発祥。逆三角形のシルエット、爽やかさを重視 | 肩幅・背中の広がり・ウエストの細さ・全体のバランス | 絞りすぎ、過度な筋量、ボディビル的なポージング | 体脂肪率 5〜8%程度(※絞りすぎは注意) |
ボディビル | 伝統的。筋肉量とキレを最重視 | 筋肉量・カット・ポーズでの見せ方 | 全体バランスが悪い、脂肪が残っている | 体脂肪率 3〜5%程度 |
クラシックフィジーク | フィジークとボディビルの中間。美しいラインと筋量を両立 | 筋量・プロポーション・クラシカルな美しさ | バランスを欠いた筋肥大 | 体脂肪率 5〜8%程度 |
ビキニ(女性) | 女性らしいライン。過度な筋量は不要 | 全体の健康美・バランス・ステージ映え | 筋肉がつきすぎ、過度な絞り | 体脂肪率 15〜20%程度 |
フィットネス(女性) | ビキニより筋量と仕上がりを求められる | 筋量・メリハリ・美しい仕上がり | 脂肪の残りすぎ、バランス不足 | 体脂肪率 12〜18%程度 |
※体脂肪率はあくまで目安です。測定機器やタイミングにより数値が異なります。
見た目で判断するのが大事です。
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やり抜いた先にあるもの

大会に出ると、当然「順位」がつきます。勝つことを目指すのは大切ですが、もっと大事なのは やり抜いた先に得られるもの です。
- ゴールまでやり抜いた 達成感
- 困難を克服したことによる 自信
- 減量を通じて得られる 自分と向き合う時間
これらは、実際に大会を目指してやり抜いた人にしか得られない特別な経験です。
そして「どのくらい本気で取り組んだか」で、その得られるものの大きさも変わります。
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まとめ

大会は単なる筋肉の大きさや順位を競う場ではありません。
減量や準備を通じて、自分と向き合い、やり抜く力を試す場所でもあります。
もちろん勝ち負けは大事ですが、それ以上に「大会を目指して努力した経験」こそが人生の財産になる。
もし少しでも挑戦してみたい気持ちがあるなら、一歩踏み出してみる価値は十分にあるはずです。


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