筋トレとお酒、両立できる?

「筋トレの後にビールを飲んだら意味がなくなるの?」
多くの人が一度は考える疑問です。
結論から言うと、大量の飲酒は筋肥大や回復にマイナスの影響を与えますが、少量かつタイミングを工夫すれば両立は可能です。
この記事では科学的根拠とともに「筋トレとアルコールの正しい付き合い方」を解説します。
筋トレとアルコールの科学的な関係

タンパク質合成の阻害
オーストラリアの研究(Parr et al., 2014)では、筋トレ後にアルコールを摂取すると筋タンパク質合成が約20%低下することが報告されています。
筋肉を作る「mTORシグナル」が弱まり、せっかくのトレーニング効果が十分に発揮されません。
ホルモン分泌への影響
- テストステロン(筋肉合成ホルモン)が低下
- 成長ホルモンの分泌が抑制
- コルチゾール(筋分解ホルモン)が上昇
これらの変化は、特に筋トレ直後に飲酒した場合に顕著です。
回復・睡眠の質の低下
アルコールは睡眠の深さ(ノンレム睡眠)を浅くするため、筋肉の回復力が落ちるとされています。翌日のパフォーマンス低下も無視できません。
どのくらいの量ならセーフ?

研究によれば、ビール1〜2杯程度の少量飲酒なら筋肉への影響は限定的です。ただし、筋トレ直後の「超回復タイム」にぶつけると悪影響が大きくなります。
→ 大事なのは「飲む量」より「飲むタイミング」。
筋トレとアルコールのタイミング別の注意点

筋トレ直後に飲むのはNG
筋タンパク質合成のピーク(トレ後3〜5時間)は飲酒を避けたい時間帯です。
筋トレ翌日の飲酒
翌日なら影響は少ないとされますが、疲労が抜けにくくなる可能性はあります。
休養日に飲むのがベター
一番安心なのはトレーニングをしていない日(OFF日)に飲むこと。
👉 実際に僕は「筋トレ日=一滴も飲まない。飲むなら休養日」というマイルールを決めています。結果、筋肉の成長スピードも落ちず、飲酒も楽しめています。
お酒を飲むときの工夫

選ぶお酒
- 糖質が少ない蒸留酒(ハイボール、焼酎など)がおすすめ
- ビールや甘いカクテルは控えめに
一緒に摂りたいもの
- 水をこまめに飲む(脱水対策)
- 高タンパクおつまみ(枝豆、焼き鳥、冷奴)で筋肉を守る
まとめ:筋トレとアルコールは両立できる

- 筋トレ直後の飲酒は筋肉合成を妨げる
- 少量なら問題ないが、タイミングは重要
- OFF日に楽しむのが一番現実的
- 筆者の実践:「筋トレ日は禁酒、休養日に楽しむ」
つまり、筋トレとアルコールは「量とタイミング」を意識すれば十分両立可能です。
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